心が病んでいる人のサポートがしたいという気持ちが見事に打ち砕かれた。

これは私が医療事務として転職を決めたときの話です。
今までまったく違う仕事しかしてこなかった私は、ハローワークの職業訓練を利用して、医療事務の資格をとりました。
これからは医療事務として再スタートをきるんだと思い、意気込んで転職活動をしました。
そんな時にハローワークの求人で見つけたのが、心療内科での受付業務でした。
求職活動をしていた時は、心療内科でなく病院やクリニックの受付や医療事務をやろうと思っていました。
ですが、ハローワークで求人を検索していた時に、ふと心療内科の受付の仕事が目に入ってきました。
なぜかというと、私の周りに心を病んでしまい、普通に働けなくなってしまった友達や上司がいたからです。
それに元々心の病気について興味があったこともあり、心療内科の受付の求人に応募してみることにしました。
履歴書を出すと、すぐに書類審査に合格し、面接に来て欲しいとの連絡をいただきました。
結局面接は、全部で4次面接までありました。
最終面接まで行くと、院長との面談があり、心療内科に対するイメージや働いたらどんな気持ちで仕事をするか?ということを聞かれました。
私は、心の病気に興味はありましたが、患者さんをサポートしたいとか助けたい、という気持ちはなかったのでそのように答えました。
心の病気は、素人が生半可に関われるものではないと知っていたからです。
すると、その答えがクリニック側が欲しがっていた人材と合っていたようで、採用されることが決まりました。
初出勤が決まり、新しいスタートに心が躍っていました。
これからどんな社会人生活がスタートするんだろうという期待もありました。
ですが、そんな私の気持ちは見事に打ち砕かれたんです。
それは、凄まじいほどのクリニック側から従業員へのパワハラの実態が明らかになったからです。
まさか心療内科という患者さんの心を守る職場でパワハラが行われていると思わなかったのです。
特に院長の奥さんからのパワハラが強く、結局1年ほどで辞めてしまいました。